パリオリンピックの総合馬術団体で、日本が銅メダルを獲得しました。日本ではあまり馴染みのない馬術競技ですが歴史は古く、参加できる選手も限られていました。

 チームは、最年長の名古屋市出身・大岩義明選手(おおいわ よしあき 48)や、岐阜県本巣市出身の戸本一真選手(ともと かずま 41)など4人で、平均年齢は「41.5歳」です。4人は自ら「初老ジャパン」と名乗り、歴史的な偉業を成し遂げました。

 メダルを獲得した『総合馬術団体』は、3つの種目から構成されます。演技の正確さや美しさを競う「馬場馬術」、柵や池を障害物を越えていく「クロスカントリー」、障害物を順番通りに越えていく「障害馬術」です。日本チームはこの3種目を人馬一体で乗り切り、見事銅メダルを獲得しました。

 馬術競技の歴史は古く、1900年のパリ大会から実施されています。1952年のヘルシンキ大会までは、「男性の軍人」のみしか参加できませんでした。

 今では男性も女性も区別なく、同じ条件で実施される唯一のオリンピック競技となりました。今回金メダルを獲得したイギリスのチームにも、女性の選手がいます。

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