28日の西東京大会決勝で、日大三に勝利して9年ぶり30回目の甲子園出場を決めて喜ぶ早稲田実の選手たち=神宮球場で2024年7月28日、渡部直樹撮影

 第106回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の地方大会は30日、愛媛の決勝で聖カタリナ学園が西条を降して初出場を決め、全49代表が出そろった。

 春夏連続出場は、今春のセンバツ大会で初優勝した健大高崎(群馬)や2年連続準優勝の報徳学園(兵庫)など9校。初出場は5校で聖和学園(宮城)、新潟産大付は春夏通じて初の甲子園出場となる。札幌日大(南北海道)、石橋(栃木)、聖カタリナ学園は夏の甲子園大会の初切符をつかんだ。

 夏の連続出場は10校で、明豊(大分)の4年連続が最長。最多出場は1915年の第1回大会に出場している早稲田実(西東京)の30回目。最長ブランクは大社(島根)の32年ぶりで、掛川西(静岡)も26年ぶりに夏の甲子園に戻ってくる。夏の優勝経験校は歴代最多7回を誇る中京大中京(愛知)など10校。公立校は12校で前回から3校増えた。

 組み合わせ抽選会は8月4日午後2時から大阪市内で行われる。大会は7日から17日間(休養日3日含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる。【長宗拓弥】

第106回全国高校野球選手権大会代表校

地  区 出場校       出場回数 

北北海道 白樺学園    9年ぶり4回目

南北海道 札幌日大    初出場

青  森 青森山田    7年ぶり12回目

岩  手 花巻東     2年連続12回目

秋  田 金足農     6年ぶり7回目

山  形 鶴岡東     2年ぶり8回目

宮  城 聖和学園    初出場

福  島 聖光学院    3年連続19回目

茨  城 霞ケ浦     5年ぶり3回目

栃  木 石橋      初出場

群  馬 健大高崎    9年ぶり4回目

埼  玉 花咲徳栄    5年ぶり8回目

千  葉 木更津総合   6年ぶり8回目

東東京  関東一     5年ぶり9回目

西東京  早稲田実    9年ぶり30回目

神奈川  東海大相模   5年ぶり12回目

新  潟 新潟産大付   初出場

長  野 長野日大    15年ぶり2回目

山  梨 日本航空    3年ぶり7回目

静  岡 掛川西     26年ぶり6回目

愛  知 中京大中京   7年ぶり29回目

岐  阜 岐阜城北    9年ぶり4回目

三  重 菰野      16年ぶり3回目

富  山 富山商     2年連続18回目

石  川 小松大谷    3年ぶり3回目

福  井 北陸      2年連続5回目

滋  賀 滋賀学園    15年ぶり2回目

京  都 京都国際    2年ぶり3回目

大  阪 大阪桐蔭    2年ぶり13回目

兵  庫 報徳学園    6年ぶり16回目

奈  良 智弁学園    2年連続22回目

和歌山  智弁和歌山   2年ぶり27回目

岡  山 岡山学芸館   5年ぶり3回目

広  島 広陵      2年連続25回目

鳥  取 鳥取城北    6年ぶり6回目

島  根 大社      32年ぶり9回目

山  口 南陽工     14年ぶり4回目

香  川 英明      2年連続4回目

徳  島 鳴門渦潮    7年ぶり8回目

愛  媛 聖カタリナ学園 初出場

高  知 明徳義塾    2年ぶり23回目

福  岡 西日本短大付  3年ぶり7回目

佐  賀 有田工     2年ぶり3回目

長  崎 創成館     2年連続4回目

熊  本 熊本工     3年ぶり23回目

大  分 明豊      4年連続10回目

宮  崎 宮崎商     3年ぶり6回目

鹿児島  神村学園    2年連続7回目

沖  縄 興南      2年ぶり14回目

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