熱戦が続くパリオリンピックは、日本時間の７月３０日未明から体操男子団体の決勝が行われ、日本が２大会ぶりの金メダルを獲得しました。歓喜の輪の中には鹿屋体育大学出身の杉野正尭（たかあき）選手の姿がありました。
５人１チームで６種目を行う体操男子団体の決勝。１種目につき３人が演技し、その合計得点がチームのスコアになります。
今回が初のオリンピックとなる、鹿屋体育大学出身の杉野正尭選手は「あん馬」「跳馬」「鉄棒」の３種目に登場。
まずは得意の「あん馬」。緊張感の中、なめらかな旋回を見せます。最後の下り技も確実に決め、高得点を出します。
そして４種目の「跳馬」。空中で身体を２回と４分の３ひねる大技「ロペス」を成功させ、予選よりもいい１４．７００の高得点。
そして迎えた最終種目の「鉄棒」。トップ中国との差は３．２６７。少しのミスも許されない状況で、Ｆ難度とＧ難度の離れ技を成功させると、連続離れ技も成功！会場が沸きます。
得点は１４．５６６。初のオリンピック、団体の舞台をノーミスで終えます。
そしてついに、歓喜の瞬間。
日本が最後の種目で大逆転勝利。２大会ぶりの金メダルを手にしました。
体操男子団体 金メダル・杉野正尭選手（鹿屋体育大学出身）
「オリンピックは憧れにしてた舞台で、金メダルも小さい頃から夢見てやって来たことが、ずっと思い続けて、やり続けて、東京の時の悔しさをバネにここまでやって来て、本当に良かったという思い。感謝でいっぱいです」
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