世界の子供たちが野球の基礎を学びながら交流を深める第30回世界少年野球大会が28日、福岡県大野城市で始まった。米国や南アフリカなど、14の国と地域の子供たち約80人が参加する。29日は同市の市総合体育館で開会式があった。
大会は未経験者でも試合ができるようになることを目標に、同市を主会場に、北九州市▽豊前市▽大川市――など県内9市町で野球教室や国際交流試合がある。和菓子作りや書道体験、ホームステイなどの交流行事も予定され、8月5日まで続く。
開会式では、主催する世界少年野球推進財団の王貞治理事長(84)が「子供たちの目の輝きと笑顔が活力をくれた。みんなと仲良くなって、たくさん友達を作ってください」と呼びかけた。
大会は、王さんと元米大リーグ選手のハンク・アーロンさん(享年86)が正しい野球の普及と国際交流などを目指して、1990年に米ロサンゼルスで第1回大会を開いた。その後は、新型コロナウイルス禍を除く毎年夏に各地で開催されてきた。【長岡健太郎】
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