【パリ共同】ラグビーの元女子日本代表で、2016年リオデジャネイロ五輪に出た桑井亜乃さん(34)が28日、フランス競技場で行われた7人制ラグビー女子でレフェリーを務めた。選手と審判の両方で五輪に参加したのはラグビーで初。「本当に幸せ。違う形で五輪に戻ってくることができて本当に良かった」と目を潤ませた。  北海道出身の桑井さんは陸上の投てき種目から転向し、7人制が初実施されたリオ五輪に出場。21年の引退後、レフェリーとなった。この日は満員の大観衆の中で主審を1試合、副審を3試合担い「日本だけでなく世界の人に、選手を引退してもこういう道があると思ってもらえたら」と笑顔で話した。


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