女子52キロ級2回戦でウズベキスタン選手に敗れ、絶叫して悔しがる阿部詩。右は平野幸秀コーチ=パリ(共同)

 兄妹での連覇を目指した柔道女子52キロ級の阿部詩が、衝撃の敗退を喫した。初戦を難なく退けた2回戦。途中、技ありを取って有利に進めていたが、残り1分を切った終盤に逆転の一本負け。ぼうぜんとした様子で畳を下りるとその場に崩れ落ち、コーチの胸にしがみつき、大号泣した。  しばらくその場を動けなかった阿部。場内からは「ウタ、ウタ」のコールと拍手が響き、コーチに体を預けながら場外に。取材を受ける「ミックスゾーン」には海外メディアも含めて多くの記者が待ち受けたが、担当者が「今は取材を受けられる状態ではない」とコメントした。(共同)


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