カープです。開幕から好調を維持している野間選手。今シーズンの取り組みやプロ10年目を迎える思いに直撃です。

開幕からバッティング絶好調。野間峻祥選手、今年もよろしくお願いします。

【野間選手】
「よろしくお願いします。どうなってるんですか。あの人」

開始早々何やら不満そうな野間選手。
というのも仲がいいはずのボールボーイ佐竹さんがシーズン中、なかなかインタビューに来られないのが、なぜか毎年のお決まりに。

【野間選手】
「いや何ですかね。おかしい。佐竹さんが来ると聞いてたので…嫌われているということで…」

節目となるプロ10年目。
31歳になった野間選手ですが、愛されキャラならではの後輩とのあるエピソードが…

【野間選手】
「イジってくる選手…いますわ、羽月。羽月アイツほんとになめてるんですよ。『アゴがない』とか言って。僕に対してあんまり年上だと思ってないのかなっていう感じですよ。僕と羽月と中村健人がアゴがないっていう。羽月アゴないじゃないですか、アゴ短いでしょ。
羽月が『お兄ちゃん』って言ってくるんですよ。健人も『ヘイ、ブラザー』とか言ってくるんで。健人が次男で羽月が三男坊らしい。アゴがないブラザーズらしいですね」

そんな若手選手が多いのも今シーズンのカープの特徴。
野間選手が担う外野のポジションではキャンプから『ポスト西川』を巡るし烈な争いが繰り広げられていました。

【野間選手】
「負けてられないなという感じでは見てました。2軍キャンプでしたけど1軍の情報も耳に入ってきますし、しっかりやらないとなという感じでは思ってました」

今年はキャンプで初めて調整を一任され第2クールから二軍へ。
開幕を3週間後に控えた3月上旬に再合流したんですが…

【野間選手】
「オープン戦が悪すぎたんでどうかなと思ったんですけど。キャンプからあんまりいい感じではなくてずっと試行錯誤というか自分の中で気持ち悪いところがあった。まず構えのところがなかなか気持ち悪いというか決まらないので、スタートのところが決まらないとなかなか難しいなというところはあった。体重の乗せ方だったりずっとどうしようかなというのを考えてて、オープン戦もピッチャーと勝負できてないなっていうそこばっかり気にして、結果も出さないといけない中で考えすぎてあんまりピッチャーというよりは自分とやってる感じだったかなというのはあります」

『構え』で試行錯誤したというオープン戦。
なかなかヒットが出ず打率は1割をきっていました。

【野間選手】
「構えのところからなんでいいところを探したというか、気持ち悪くないところを自分でいろいろ探して個人練習だったりやりながらそこがちょっと開幕前くらいからよくなってきた。構えて打ちにいく中で自然体で立てている感じはあるので、今は不安なく気持ち悪いところは少なくなりいい感じなのかなとは思います」

徐々に調子があがってきたというバッティングは3割を超える打率はもちろん、去年から目立つ勝負強さも健在。
そこにはある意識が…

【野間選手】
「三振をできるだけせずに事を起こしたいという考えが多い。なので極力空振りを減らすようにこの何年かずっと練習してきた。そこはまだ始まってすぐですけどシーズン通してできるだけ空振りせずに事を起こせば何が起こるかわからない。そういうことは意識してやっています」

ここまで37打席、163球に対し空振りしたのはわずかに4球と『空振りしない』という意識は数字にも表れています。

【野間選手】
「自分の中で空振りが減ったというか。そこの自信じゃないですけど少しあるのでなので余裕を持ってというかミスショットして『うわー』という感じが少なくてもう1個次また甘いとこに来るまでなんとかっていう感じで打席ではできている。あとはポジショニングとかいろんなところを見ながら視野を広げながらできているのがいいのかなとは思います」

鯉の切り込み隊長・野間峻祥。
頼もしさが増した31歳、目指すはチームの勝利のみです。

【野間選手】
「個人としては成績とかあるんですけどとにかくチームが勝てるように必死になって頑張ってその中でチームが日本一、優勝できるようにその一つのピースになれるように頑張ってやっていきたいなと思います」

(スタジオ)
安部さんは現役時代に野間選手と一緒にプレーされてましたが、改めて野間選手、どういった印象ですか?

【元カープ・安部友裕さん】
「いじられるって言ってましたけど、僕も相当野間選手にいじられてました。もう一つ言うと、野間選手は眉毛に命かけてます」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。