第106回全国高校野球選手権群馬大会は27日、前橋市の上毛新聞敷島球場で決勝が行われ、健大高崎が5-1で前橋商を破り、9年ぶり4度目の優勝を決めた。春に県勢初のセンバツ優勝を果たした健大高崎は、春夏連覇を目指して8月7日開幕の全国大会に挑む。  試合は、後攻の健大高崎が初回、箱山遥人主将(3年)の犠飛で先制。前橋商は四回に小池絆主将(3年)の本塁打で同点に追い付いた。健大高崎は五回、再び箱山主将の犠飛で勝ち越し。七回に連続押し出し死球で2点、八回に田中陽翔選手(3年)の本塁打で1点を追加してリードを広げた。  昨年優勝の前橋商は再三、得点圏に走者を進めたが、センバツ優勝を達成した健大高崎の石垣元気(2年)、佐藤龍月(2年)両投手に要所を締められた。  健大高崎は、3回戦で桐生第一、準決勝で前橋育英と延長タイブレークの接戦を勝ち上がってきた。青柳博文監督は「厳しい試合があったが、選手が頑張ってくれた」と振り返った。  箱山主将は「チームづくりに苦しんだが、やってきたことが正解だったと証明できた。夏は長い間、県優勝ができていなかったが、粘り強く戦えた。全国大会でもすばらしいチームとすばらしい試合をして、結果として連覇につながったら良い」と涙ながらに話した。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。