26日(日本時間27日)に行われたパリ・オリンピックの開会式で、韓国の選手団が登場した際に、「朝鮮民主主義人民共和国」(北朝鮮)と誤ってアナウンスした問題を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は27日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と電話で協議し「弁解の余地のないことが発生した。深くおわび申し上げる」と陳謝した。
韓国大統領府によると、尹氏は「夏季、冬季五輪を開催した国として、韓国国民は驚き、当惑した」と遺憾の意を表明。メディアやネット交流サービス(SNS)を通じての謝罪と、再発防止を求めた。
尹氏はまた、「残りの五輪日程が成功裏に進められ、真の世界の祭典になることを願う」とも伝えた。
これに対し、バッハ氏は「憂慮されたことをよく理解し、できる限りの措置をとる。二度とこのようなことが繰り返されないように努力する」と述べた。
韓国の文化体育観光省は開会式後、バッハ会長との面会を要請し、フランス政府にも抗議するとしていた。【ソウル日下部元美】
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