パリ・オリンピックの日本選手団は26日、開会式を前に当地で記者会見し、高速鉄道TGVの複数の路線が放火されたことについて、選手やスタッフらへの大きな被害は現状では確認されていないと明らかにした。尾県貢団長は「五輪では何が起こっても不思議でない。選手団で(正しい)情報を伝達することで乗り切れる」と語った。
日本オリンピック委員会(JOC)によると、一連の放火による影響で開会式への出席を見送る選手はおらず、大会組織委員会からも「テロ行為」との情報は入っていないという。
尾県団長は「五輪・パラリンピックは平和の象徴であってほしい」とする一方で、開会式を前に選手やスタッフを集め、改めて注意喚起を行う方針だという。【パリ岩壁峻】
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