5回から登板し力投した、市立船橋の工藤将祐選手=ZOZOマリンスタジアムで
第106回全国高校野球選手権千葉大会は25日、ZOZOマリンスタジアムで準決勝があり、木更津総合は7-0の八回コールドで東京学館に勝ち、市立船橋は市原中央を6-3で下した。ノーシード校同士の甲子園出場を懸けた戦いは同スタジアムで27日午前10時にプレーボール。(平野梓) 市立船橋は、2点を追う四回、セーフティーバントを含む2連打などで追いついた。七回もセーフティーバントなどの3連打、さらにスクイズも決め、得意とするバントを駆使した攻撃で3点を追加した。五回から登板したエースの工藤将祐選手(3年)が、走者を出しながらも粘りの投球で後半を無失点で抑えた。 工藤選手は「エースとしての仕事をしないといけないと思い、1点差でもいいから勝つイメージを持って全力で投げた。専大松戸に勝って一気にチームが一つになり、勢いが出てここまで来た」と話した。 木更津総合は、初回に羽根徹平選手(同)の本塁打で先制すると、四回には代打攻勢で2点を追加。六回には2死から連打、七、八回も1点ずつ取るしぶとい攻撃で勝利につなげた。
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