パリ・オリンピックの開会式に先立ち、サッカー男子日本代表は日本時間で25日未明、1次リーグで強豪パラグアイを相手に5―0と快勝し、絶好のスタートを切った。エース、細谷真大(まお)選手(22)=柏レイソル=の地元・茨城県牛久市では市主催のパブリックビューイング(PV)があり、加点の度に拍手と歓声が湧いた。
市役所ロビーには約50人が参集。日本代表ユニホームを身に着けたり、手製の応援グッズを手にしたりした参加者らがテレビの中継を熱心に見入った。
日本は序盤から主導権を握った。得点の機会を狙ってボールを回し、前半19分に先制。同25分に相手選手がレッドカードを受け退場すると、日本は数的優位を生かし攻勢を強めた。後半、加点が続き、会場は熱気に包まれた。
細谷選手は先制点の道筋を作るなど陰ひなたで活躍。選手のTシャツを着て最前列で見守った父親の武光さん(50)は「予想外の大差でうれしい。真大のスルーパス(もあり)、いい仕事ができた。メダルを目指す本人たちを後押しするよう応援したい」と話した。
細谷選手と小学校時代に同級生だったという市職員の保友里絵さん(23)は「当時から運動神経が良く、クラスの人気者だった。活躍は誇らしい。今後もケガなく、頑張って」と激励。友人と3人でPVに参加したという石野尚生さん(48)は「次はゴールシーンが見たい」と選手のさらなる活躍に期待した。
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牛久市は31日午前4時、第3戦(対イスラエル)でもPVを予定している。市役所2階ロビーで定員約50人(18歳以下は入場不可)。準々決勝以降のPVは今後検討する。問い合わせは、市PV担当(029・873・2111)。【鈴木美穂】
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