第95回都市対抗野球大会は第5日の23日、東京ドームで3試合が行われた。札幌市・北海道ガスと東京都・NTT東日本の試合に先立ち、元バドミントン男子シングルス世界王者で今年4月に日本代表からの引退を表明した桃田賢斗選手（29）＝NTT東日本＝が東京都側の始球式を務めた。
東京都のユニホームを身にまとい、左腕から低めに「ストライク」を投じ、オレンジ色に染まった三塁側の東京都のスタンドからは大歓声が送られた。
プロ野球で2回、始球式を経験し、これが3回目というが「めちゃくちゃ緊張しました」とホッとした表情を見せた。「バドミントンも野球も、スポーツは観客の皆さんを楽しませてなんぼ。良い球が投げられて良かったです」と笑顔を見せた。都市対抗は初めての観戦で「応援の一体感を感じた。同じ会社のチームとして全力で応援します」と話した。
桃田選手は香川県出身で、2018、19年の世界選手権で連覇を果たした。18年9月には日本男子では初となる世界ランキング1位になった。【牧野大輔】
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