東レPPOシングルスで優勝した大坂なおみ=ITC靱TCで2019年9月22日、加古信志撮影

 毎日テニス選手権(毎トー)は第102回を迎える今年、国内最大の女子テニス国際大会「東レ・パンパシフィック・オープンテニストーナメント」(東レPPO)とコラボレーションします。毎トー女子一般の部シングルスの優勝者に、東レPPOの予選にワイルドカード(主催者推薦出場権)が付与されます。

同大会へのエントリーは大会ホームページから

 東レPPOは、1984年に始まった女子ワールドツアー大会で、日本勢では95年に伊達公子、2019年に大坂なおみがシングルスで優勝しました。また、マルチナ・ヒンギス(計5回優勝)、マリア・シャラポワ(計2回優勝)など海外のスター選手も活躍。前回23年大会には、世界ランキング1位のイガ・シフィオンテクが出場するなど、世界トップの選手が集います。今年の大会では、ツアーに復帰した大坂の出場が期待されます。

 一方、毎トーは1919年に始まり、30年に女子のシングルストーナメントを開催し、宮城黎子ら往年の名選手が出場しました。

東レPPOシングルスで優勝し、観客の声援に応える大坂なおみ=ITC靱TCで2019年9月22日、加古信志撮影

 2022年から2大会連続で毎トー一般女子シングルスに優勝した伊藤あおいは、昨年の全日本選手権女子ダブルスで優勝。国際大会でも頭角を現し、日本を代表する選手に成長しつつあります。

 今年の東レPPOでトーナメントディレクターを務める西野栄さん、アシスタントディレクターの岡川恵美子さんも、毎トー一般女子の部の優勝経験者です。

 毎日新聞は、世界への挑戦を目指す女子選手を応援します。東レPPO出場権を獲得した選手の記事、動画などを発信し、東レPPOに挑む姿を伝えていきます。毎トーの「女王」が強豪ひしめく国際舞台でどんな活躍を見せるか、ご期待ください。

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