夏の高校野球・福島大会は、7月18日も2回戦8試合が行われた。2年連続選手宣誓を務めた田村は安積と対戦。初回から目が離せない展開となった。
勝てばベスト16進出の一戦。
安積打線は、田村の先発・山本の立ち上がりを攻める。先頭打者のヒットから、デッドボールなどで1アウト満塁とすると、5番・北原が先制タイムリー。
なおもチャンスは続き、2アウト満塁の場面。6番・影山がセンターオーバーのタイムリースリーベース。初回で一挙4点を奪う。
なんとか追い付きたい田村は4回。5番・田中のレフト前ヒットで1点を返すと、ここで打席に立ったのは、開会式で選手宣誓を務めた國分。ショートゴロの間に、さらに1点を追加。この時の心境を「何度も逆転劇というのを経験してきたので、特に焦ることなく自分たちの野球をやれば大丈夫だと思っていた」と語っていた。
頼れるキャプテンが、諦めない姿勢でチームを鼓舞する。
すると田村は、続く5回に4番・古内侑悟(ふるうち ゆうご)、5番・田中の連続タイムリーで同点に追い付き、8番・古内颯悟(ふるうち そうご)のヒットでついに逆転に成功。
同点に追い付かれた直後の8回には、3本のタイムリーで3点を追加し田村がシーソーゲームを制した。
田村高校の國分紘也(こくぶん ひろや)主将は「いくらピンチでも、最後までとにかく笑顔でやろうという意識はずっとあった。とにかく笑顔でプレイ出来ました」と話した。
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