新庄市の杢蔵山(もくぞうさん)で、オフロードバイクの大会が初めて開かれた。未開拓の山林で繰り広げられたレース。泥だらけの激走に密着した。
「がんばれー自分を信じろ!」
全国から240人がエントリーした大会。
きょう(15日)まで3日間にわたって開かれ、2日目のきのうは全日本選手権第5戦の会場にもなった。
トップライダーの迫力のレースを誘致して新庄市の活性化につなげようと、地元の若者たちが実行委員会を組織し、山林を切り拓いてコースを作り上げた。
(ダルマニアクス実行委員会・加藤英紀代表)
「3月下旬から始めたが、先週の大雨で崩落が発生し最初からやり直した。選手・スタッフの一生懸命な姿と会場の雰囲気を感じてほしい」
おととい行われたのは初級から中級向けのクラス。
1周20キロのコースを4時間で3周できれば「完走」となるが、急斜面に阻まれ、立ち往生するライダーが続出。
「コレっすよ! これがハードエンデューロ。がんばれー!!」
(スタッフ)
「このライン! このライン!」
「来た来た来た! うほほー」
ハードなコースを攻略し勢いよく駆け抜ける選手もいて、沿道から歓声が上がっていた。
(新潟のライダー)
「このレースの一番の魅力は、越えられない場所で“互いに助け合う文化が醸成されている”ところ。超広大な難コースを作っていただいて本当にありがとうございます!」
(群馬のライダー)
「バカな大人が日本中から集まってきている。まだまだ日本を盛り上げようと(笑)」
(女性ライダー)
「気持ちいいです!」
(ダルマニアクス実行委員会・加藤英紀代表)
「このイベントが街おこしにつながる起爆剤になってくれれば」
杢蔵山の新たな魅力を全国へ。大会関係者は毎年の恒例イベントに育てていきたいと話していた。
(地元住民)
「ゴーゴーゴー! 休むなゴー!」
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