かつて高校野球ファンを沸かせた花巻東(岩手)の大谷翔平選手(193センチ)、東北(宮城)のダルビッシュ有投手(196センチ)、大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(192センチ)と、3人とも190センチを超える長身ピッチャーです。ということで、この夏、全国に名を轟かせるであろう長身ピッチャーを紹介します。
■前橋商業の清水大暉「たくさん寝ていっぱい食べた」
東海大相模(神奈川) 藤田琉生(3年) この記事の写真神奈川、東海大相模の藤田琉生(りゅうせい)投手(3年)は身長198センチ、最速148キロのプロ注目左腕です。
九州からは身長190センチ、福岡大大濠の柴田獅子(れお)投手(3年)。最速は149キロでドラフト上位候補となっています。
群馬では13日に初戦を迎えた、前橋商業の清水大暉投手(3年)で身長192センチです。
前橋商業(群馬) 清水大暉(3年) 清水投手「小さいころから寝ることが好きだったので、たくさん寝ていっぱい食べてという感じ。ラーメンめっちゃ好きです」
持ち味は、最速148キロを誇るストレートです。力で押すピッチングで市太田を相手に7回7奪三振無失点、2年連続の甲子園へ白星発進です。
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■“最速152キロ”知徳の小船翼 初戦でアクシデント■“最速152キロ”知徳の小船翼 初戦でアクシデント
仙台育英(宮城) 山口廉王(3年)宮城からは仙台育英の山口廉王(れお)投手(3年)、身長193センチです。
古田敦也さん「体も大きいですし、身のこなしもいいです。そして何と言っても最速151キロ。左脚を高く上げて上から投げ下ろす投げ方は、迫力満点のピッチングです」 フォームについて 山口投手
「体の大きさを生かして投げたいので、足を高く上げることで加速させる、あのフォームになっている」
初戦の13日、エース山口投手の登板機会はありませんでしたが、11安打15得点を挙げた仙台育英が松島に5回コールドで快勝しました。
続いては静岡・知徳の小船翼投手(3年)、身長198センチのプロ注目右腕です。
出生体重は、なんと4692グラム。高校に入るころには、すでに190センチを超えていました。その長身から、最速152キロを投じます。
知徳(静岡) 小船翼(3年) 小船投手「目標的には158キロ投げられるようにしたい」
そして13日は浜松日体との初戦に先発しました。
古田さん「ゆったり投げるというよりは、全身を使った迫力ある投げ方です。変化球も良いです。これで150キロ以上の球は簡単に打てないね」
3回まで5奪三振の小船でしたが4回、なんと打球が顔面を直撃し、負傷交代となってしまいます。
絶対的エースのアクシデントに打線は奮起、4回ウラに一挙5点を奪い逆転勝利で3回戦進出です。
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■身長198cmの立命館宇治・十川奨己「身長制限でアトラクション乗れず」■身長198cmの立命館宇治・十川奨己「身長制限でアトラクション乗れず」
立命館宇治(京都) 十川奨己(3年)京都からは立命館宇治の十川奨己投手(3年)、身長198センチです。家族もみんな背が高い、長身一家です。
十川投手には長身ならではの悩みがあるようです。
十川投手「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにザ・フライング・ダイナソー(アトラクション)があるんですけど、身長制限で無理です。(上限が)198センチまでで、靴のせいか分かんないですけど乗れなかった」
恐竜をも脅かす規格外の十川投手、13日の2回戦・北桑田を相手に好投を見せました。
古田さん「彼はゆったりしたモーションから投げ、角度があります。これは見たことないところからボールが飛んできます」
去年の夏の甲子園でも2年生で投げていた十川投手、6回を投げ10奪三振無失点。2年連続での甲子園出場を目指します。
甲子園2勝を掲げる 十川投手「チームの目標である甲子園2勝を掲げて、泥臭く必死になってやっていきたいと思います」
“夏の甲子園”「第106回全国高等学校野球選手権大会」は8月7日に開幕です。
(7月14日放送「サンデーLIVE!!」より)
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