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 パリオリンピック、スケートボード女子ストリート日本代表の吉沢恋(ここ)選手(14)。世界ランキング1位、金メダル候補の14歳に安藤萌々アナウンサーが取材しました。

■転機は東京五輪「近いレベルにいるのかな?」

2024年パリ五輪予選シリーズ ブダペスト スケートボード女子ストリート表彰式 この記事の写真 安藤アナ
「学校楽しいですか?」 吉沢選手
「はい、楽しいです。(最終予選の)約1週間前に修学旅行に行ってきたんですけど、夜めっちゃ恋バナしました。どっかにはオリンピックのことを考えていて、でもみんなの相談にも乗って。頭の中が、ぐっちゃぐちゃでした」

先月行われたオリンピック最終予選。吉沢選手は初優勝を成し遂げ、初めてのオリンピック代表をつかみ取りました。

吉沢選手
「『ウチがいま一番高い!』みたいな(笑)。清々しい感じでしたね」

7歳からスケートボードを始めた吉沢選手。大きな転機となったのが、3年前の東京オリンピック。当時11歳の吉沢選手は、テレビの前であることに気づきました。

吉沢選手
「(自分が)元々インスタグラムとかを全くやっていなくて。西矢椛選手(当時13歳)とか中山楓奈選手(当時16歳)を初めてオリンピックで見て、すごいなって思いながら。でも、やっている技が似ていたりして。もしかしたら同じレベル、近いレベルにいるのかな?って」 西矢椛選手

なんと吉沢選手は、金メダリスト・西矢椛選手と同じ技が、すでにできていたのです。この頃から選手として本格的に競技に向き合うようになり、今では世界が驚く技を完成させました。

それが「ビッグスピンフリップボードスライド」。ボードを横に270度、縦に1回転させて滑る超大技。危険を伴う難しいトリックのため、女子でやる選手はほとんどいません。

安藤アナ
「成功させるのに必要なコツは?」 吉沢選手
「自分の中で大切だなって思うのは、ポジティブに『自分ならできる!』とか、いま失敗したけど『さっきよりはよかった』とか、考えてやるようにしています」

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■「有名になりたい」14歳の野望

■「有名になりたい」14歳の野望

2024年 パリ五輪 予選シリーズ 上海 スケートボード 女子 ストリート 決勝

小さい頃からその姿を見てきた寺井裕次郎コーチは、このように話します。

寺井コーチ
「負けず嫌いというか頑固。やると決めたことをやり通す。最初は『この子、なんでこんなに練習できるんだろう?』となって。泣きながらでもやるし、諦めない。それからつながってるんだろうね、あのメイク率(成功率)。練習でやっていたことをそのまま出せる。恋ちゃんの練習の成果だと思います」

必殺技に加え、安定したメイク率も兼ね備える14歳。パリの地でどんな滑りを見せるでしょうか。

吉沢選手
「夢だったオリンピックの舞台に立てるんだなっていうのと、そこで戦って1位になったら有名になれるんじゃないかなっていう期待があって楽しみです」 安藤アナ
「有名になりたい?」 吉沢選手
「なりたいです!(笑)」

13歳だった西矢椛選手が東京オリンピックで金メダルを獲得したのを見て、11歳だった吉沢選手がパリオリンピックを目指す…スケートボードという競技のフレッシュさに驚きました。女子ストリートの決勝は、今月28日です。

(「報道ステーション」2024年7月11日放送分より)

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