開幕まで2週間。パリオリンピックに出場する福井県勢の特集コーナーでは今回、勝山市出身のバドミントン女子シングルスの山口茜選手を紹介します。3度目のオリンピックを前に「東京オリンピックから成長した姿を見せたい」と意気込みます。
         
6月にふるさとの勝山市で開かれた壮行会に登場した山口茜選手。リオ、東京オリンピックはいずれも女子シングルス5位という結果で、3度目のオリンピックはさらなる高みを目指します。
 
バドミントン・山口茜選手:
「私らしく楽しんでやりたい。小さい頃から見てもらっている方がたくさんいるので、少しでも成長した姿を見てもらえるように頑張りたい。たくさんの後輩にも夢を持ってもらえるようなプレーができたら」
  
2021年東京オリンピックで、山口選手は持ち前の粘り強い、拾い負けないプレーでラリーは約1分続きました。“最後まで諦めない粘り”その姿は地元の後輩たちのお手本です。
  
勝山高校バドミントン部の後輩たちは「どこまでもシャトルを追いかけていく姿や滑り込む姿がかっこいい」「粘り強いプレーが魅力的であり持ち味。最大限に発揮してどんな球もとって最後にチャンス球で決めてほしい」とエールをおくります。
 
東京オリンピックで準々決勝で敗退した山口選手は、試合終了後のインタビューで、支えてくれた人たちへの感謝とともに悔しさがあふれていました。

バドミントン・山口茜選手:
「たくさんの人に“自分のために頑張ってきて”と言ってもらえて、結果で応えたい気持ちがあったが、応えられずすごく悔しい」
  
あれから3年。今年もたくさんのファンが山口選手を応援しています。勝山市民からは「自分の子どもみたいで…、頑張っているのは分かるんだけど負けると思うと見ていられなくなる。とにかく楽しんでほしい。3度目のオリンピックがもしかしたら最後になるかもしれないから」「宝だと思っている。楽しく、思う存分、実力を発揮してもらえれば」と暖かい激励の声が上がっています。
 
勝山の、そして「福井の宝」山口茜選手は、攻めの姿勢でパリに挑みます。

バドミントン・山口茜選手:
「体は小さいが攻撃を頑張っている。ただラリーするのではなく、いつ攻めるんだろうとワクワク感を持って試合を見てほしい」
 
勝山市では、8月2日、4日、5日に山口選手の試合のパブリックビューイングを行う予定です。

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