甲子園への切符をかけて戦う夏の高校野球岩手県大会が開幕しました。
55チーム63校が参加した開会式では、思いのこもった選手宣誓や始球式が行われました。

7月10日は盛岡市のきたぎんボールパークで開会式が開かれました。
式では2023年に優勝した花巻東を先頭に、55チーム63校の選手たちが胸を張り入場行進しました。

今回は連合チームが5チーム出場しているほか、金ケ崎が「単独廃校ルール」を県内で初めて適用し、花巻東の部員5人を借りて挑んでいます。

選手宣誓は盛岡南の下田大地主将が務めました。
盛岡南は2025年春に不来方と統合することが決まっています。

盛岡南 下田大地主将
「先輩方の夢も私たちの夢も、常に変わることなく甲子園へと続いていました。多くの方々への感謝を忘れず、最後の一瞬まで決して諦めることなく白球を追い続けることを誓います」

開幕戦の前には始球式が行われました。
投じるのは、2024年度「育成功労賞」を受賞した元県高野連理事長の中村明徳さんです。

中村さんは52年前、宮古高校3年生のときに開会式で選手宣誓をしていました。

始球式を務めた 中村明徳さん
「いやぁ緊張しましたね。きのう10年ぶりにキャッチボールをしたら、ボールが全然届かなくて。(球児たちには)気持ちはいつも夏空のつもりで元気を出してやりきってもらいたい」

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