写真はイメージ=ゲッティ

サッカー第104回天皇杯全日本選手権3回戦(10日・三協フロンテア柏スタジアム)

●筑波大1―2柏レイソル○

 2回戦でJ1首位の町田を破った筑波大が、今度は前回大会準優勝の柏を苦しめた。

 足元の技術の高さを生かしたドリブルでの前進と、テンポの良いパス交換で柏の守備を崩そうとした。序盤に1点を先制されたが、後半には左CKからの攻めで相手のオウンゴールを誘い、試合を振り出しに戻した。

 2回戦では試合中に町田の選手4人が長期離脱となる大けがをしたことで、町田の黒田剛監督から強い言葉で批判された。選手の心理面への影響が懸念された柏戦だったが、球際の競り合いでも引けをとらなかった。

 柏の井原正巳監督や、先発したMF戸嶋祥郎らは筑波大OBで、戸嶋は試合前、母校をこう警戒していた。

 「僕が学生の時は、プロを相手に『勝って当たり前』という思いでやっていた。彼らもそういう思いでやってくるはず」

 先輩の言葉通り、白熱した試合を繰り広げた。【高野裕士】

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