夏の高校野球佐賀大会は大会5日目。
10日は2回戦3試合が行われました。

第1試合は県大会の上位常連校同士の対決、佐賀学園対北陵です。
1回表、佐賀学園は2本のヒットで1アウト1・3塁のチャンスをつくり4番の岸川。

打球は強風に押し戻され、レフトへの先制タイムリーとなります。
一方、北陵は2回裏。2アウト2、3塁で8番の豊福。
豪快に引っ張った打球は三遊間を破ります。
同点のランナーに続き、勝ち越しのランナーもホームを狙いますが…。
惜しくもタッチアウト。

3回表、内野ゴロの間に1点を勝ち越した佐賀学園は、なおも1アウト3塁で追加点のチャンス。
今度は4番の岸川が意表をつくスクイズ。小技も絡め、じわりじわりと引き離します。
佐賀学園のエースナンバーを背負う古川は中盤以降立ち直ります。
低めにボールを集めて9回2失点の完投。
佐賀学園は投打のキーマンの活躍などで3回戦進出です。

【北陵3年チーム唯一のタイムリー 豊福洸多選手】
「前の打者の後輩も打ってくれたんで、絶対返すぞという気持ちで打ちました。野球というスポーツをもっと好きになって、とても良い2年半でした」

春の県大会ではベスト4入りした北陵。
”初の甲子園“という夢に向かって走り抜けた夏が終わりました。

【保護者へのあいさつ・北陵3年 吉田篤史主将】
「小学校や中校から野球をしてきて高校野球という区切りをここでつけることになりますが、これまで頑張ってきたことをこの先の人生に生かして3年生は特に頑張っていきます。野球ができて楽しかったです」

ほかの2試合の結果です。
佐賀農業と鹿島は今大会初の延長戦に突入。
延長10回に佐賀農業が一挙8点を奪い勝利しました。
唐津商業は投打で相手を圧倒し7回コールド勝ちで3回戦に駒を進めました。

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