新体制となって最初の合宿で選手と動き方を確認する田畑監督(左から2人目)
砂の上の5人制サッカーは不安定な足場、不安定な浮き球が多く、ボールに関わる場面では状況判断のために選手が止まることが多い中、流動的に動くフィールドの4人とGKの攻撃参加でいかに数的優位をつくるか。相手のマークとのズレを全員が生み出しながら「ハーフコートを越えたら4人全員が攻撃の状況を」と指揮官。千葉市内での練習合宿で一端を見せた。 選手時代は2007年からW杯8大会に連続出場した田畑監督は、歴代のラモス瑠偉監督や茂怜羅監督らと戦ってきた経験を基に、日本の良さを最大限に生かす「プレーモデル」を作成。「相手の相互作用を崩し、自分たちの相互作用を生かす」ことや、リスク管理のための「即時奪回」など分かりやすく言語化した資料で選手に理解を促す。 初招集選手を含めた今合宿を経て、今後は茂怜羅ら主力を融合させるとみられる。「得点力がまた増すと思う」と監督。次回2025年のW杯につなげるために「まずはアジアを勝つ」と見据える。(上條憲也) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。