7月4日、パリ五輪・水球男子日本代表のキャプテンで山形市出身の鈴木透生選手が県庁を訪れた。鈴木選手は「日本勢初のベスト8が目標」と、大舞台に向けた意気込みを語った。チームの司令塔として勝利を目指す。

オールラウンダーなプレーで流れを

4日、パリ五輪・水球男子日本代表で、いずれも山形市出身の鈴木透生選手と長沼敦コーチが県庁に訪れた。

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水球男子は、2023年に中国で行われたアジア大会で53年ぶりに優勝し、3大会連続の五輪出場を決めた。

鈴木選手は現在『IKAI・Kingfisher74』に所属していて、五輪出場は前回の東京大会に続き2大会連続となる。

パリ五輪ではキャプテンも務める鈴木選手は、チームのエースとして、世界大会で初のベスト8の壁を突破し「水球界に“新たな歴史”を刻みたい」と意気込んだ。

吉村知事は「力を存分に発揮して活躍してほしい」と話し、県内でスポーツに励む子どもたちがメッセージを寄せた国旗を鈴木選手に手渡した。

子どもたちのメッセージ入り国旗を手渡す山形・吉村知事

パリ五輪水球男子は、12チームが6チームずつに分かれて総当たりの予選リーグを戦い、8チームが準々決勝に進む。日本の初戦は7月28日で、前回東京大会で優勝したセルビアと対戦する。

鈴木選手は「高さを生かした守備からオールラウンダーなプレー、どこでもできる自分が試合流れのペースをつかんで司令塔として仕事ができれば、日本代表は勝利に近づける」と主将らしいコメント。

長沼コーチも「これまで日本水球が培ってきた攻撃的水球を発揮して戦う」と熱意を見せた。

パリ五輪は7月26日に開会式が行われる。

(さくらんぼテレビ)

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