【UEFA EURO 2024】ポルトガル代表 0−0(PK3−5) フランス代表(日本時間7月6日/フォルクスパルクシュタディオン・ハンブルク)
フランス代表のFWキリアン・エンバペが、どんな状況下でUEFA EURO 2024を戦っているかを象徴する場面だった。フェイスガードマスクにボールが直撃すると悶絶。ファンから心配のコメントが寄せられた。
【映像】絶対に痛い…エンバペが悶絶した瞬間
エンバペは大会初戦に鼻を骨折し、グループステージ第2戦を欠場。第3戦からはフェイスガードマスクを着用してプレーしている。マスクは明らかに視野が制限されるうえ蒸れなど煩わしさもあるようで、さらに振動だと痛みがあるのか接触プレーも極力避けながら大会を戦ってきた。
しかし、ポルトガル代表との準々決勝では痛々しいアクシデントが起こってしまった。54分、ポルトガル代表のコーナーキックの場面だった。ボールはファーサイドに飛び、走り込んだベルナルド・シウヴァがヘディンシュート。その際にブロックで飛んでいたエンバペにボールが直撃し、そのまま悶絶して倒れたのだ。マスクを外して鼻を痛そう抑えていた。
リプレイ映像で見ると、ボールは耳から右目あたりのマスクを直撃。本来ならそこまで強烈な痛みを伴うシーンではないはずだが、ABEMA解説の林陵平氏が「鼻に直接当たったわけではないですが、マスクに当たると振動があるんでしょうね」とコメントした通り、鼻が折れている今のエンバペには振動でも相当な痛みがあるはずだ。
治療後になんとかプレーに戻ったエンバペに対して視聴者からは、「大丈夫か…?」「これは痛い…」「絶対いたい」「それでもプレーしてるのエグすぎ」「プレーして大丈夫なんか」「振動すごそう」「可哀想すぎるな」など、心配の声が多く寄せられていた。
エンバペはこの試合で、27分に爆速の抜け出しでUEFA EURO 2024最速の時速36.5km/hを記録するなど持ち前のスピードこそ何度か発揮したが、ゴールは奪えず。疲労から延長戦ハーフタイムにベンチに下がり、すぐさま鼻を冷やしていた。ただ、フランス代表がPK戦を制して勝利を決めた際には猛ダッシュでピッチに入って喜ぶ姿も現地映像に映し出された。
鼻の痛みとファイスガードマスク着用で様々な制限がある中でも、フランス代表のエースにしてキャプテンとしてピッチに立ち続けるエンバペ。スペイン代表と戦う準決勝(日本時間7月10日)ではどんなパフォーマンスを見せるのか。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)
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