一日消防署長として「イオンモール熱田」内の消火器を点検する阿炎関=名古屋市熱田区で2024年7月1日午後2時33分、荒木映美撮影

 14日に初日を迎える大相撲名古屋場所を前に、関脇の阿炎関(30)が、熱田消防署(名古屋市熱田区)の一日署長に就任。同区内のイオンモール熱田で保育園児らに火災予防を呼びかけた。

 阿炎関は千年保育園(同区)の園児30人とともに「火の近くでは絶対に遊びません」などと宣言した。住宅用火災警報器の点検方法や消火器の使い方を実演し、その後に同施設内の消火器の点検などを行いながら、来店客らに防火を呼びかけるグッズを手渡した。

 同署によると、14歳以下の子どもによる火遊びを起因とする火災は名古屋市内では年10件ほどという。中村範康署長は「花火による火事やけが、子どもの手が届く範囲へのライターの放置にも気をつけて」と話した。【荒木映美】

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