プロ野球西武は27日、東京都内で記者会見し、11~12月に沖縄県で開催される冬季リーグ「ジャパンウインターリーグ(JWL)」に選手を派遣すると発表した。日本野球機構(NPB)の所属球団では初の試みで、飯田光男球団本部長は「若手選手に実戦経験を積ませる。さらにわれわれの参加でリーグが活発になり、日本球界の発展につながれば」と狙いを説明した。

握手する西武の飯田球団本部長(右)とジャパンリーグの鷲崎代表

 JWLは2022年に初開催。社会人や学生、海外選手らでチームを編成し、約1カ月にわたって試合をする。国内外のスカウトにプレーを見てもらい、ステップアップの機会を狙う。今年は11月23日~12月19日に沖縄県沖縄市で開催予定で、約160人の参加を見込む。  西武は出場機会が限られる若手や育成選手を中心に派遣する方針で、飯田本部長は「試合でしか得られないものがある。いろいろなタイプの選手を見て適応力を養い、次の年につなげてほしい」と話した。選手以外に球団スタッフの派遣も検討するという。  JWLを運営する「ジャパンリーグ」の鷲崎一誠(いっせい)代表取締役は「全世界の野球選手が沖縄に集まって成長し、世界に羽ばたいていくリーグにしたい。(西武の参加で)認知度が一気に上がり、参加したいと思う選手も増える」と期待を寄せた。(井上仁) 

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