交流戦初優勝を果たした楽天。その要因を今江監督の言葉とともに投打それぞれ分析します。
球団創設20年目にして交流戦初優勝を飾った楽天。今江監督は飛躍の要因を次のように分析しました。
楽天 今江敏晃 監督
「交流戦でこの位置にいられたのは本当にピッチャー陣のおかげだと思っています」
まず今江監督が挙げたのは投手陣の奮闘。4年目左腕の藤井が交流戦12球団トップタイとなる3勝を挙げたほか、今年の開幕投手・早川が12球団3位の防御率0.39、先発転向1年目の内が防御率1.06の好成績。ドラフト1位ルーキー・古謝も中日戦でプロ初勝利を挙げるなど、交流戦のチーム防御率は12球団2位とリーグ戦から大幅に改善しました。
一方、野手陣でチームを牽引したのは…
楽天 今江敏晃 監督
「野手では小郷がああいう形で目立っていい形だった」
プロ6年目、交流戦打点3位タイの小郷。5日の阪神戦で9回2アウトからの逆転ホームラン。8日の中日戦では勝ち越しの満塁ホームラン、さらに11日の巨人戦では逆転サヨナラタイムリーと勝利に直結する印象的な活躍を見せました。また、打撃不振の浅村に代わって6月から4番に入った鈴木大地もチームの躍進を支えました。
楽天 今江敏晃 監督
「非常にチームの中心となってユーティリティーな形で頑張ってくれていたので、彼の実績と経験が生きていてチームを救ってくれたと思います」
4番を打つにあたって今江監督からある言葉をかけられたという鈴木大地。
楽天 鈴木大地 選手
「練習中『勘違いするなよ』とは言われました。自分のできることをやってくれという意味だと思いますし、ちゃんとバントもしますし、つなげば後ろにいいバッターがたくさん控えていますし」
投手陣が試合を作り、つなぐ意識を持った打線が見せる、ここ一番での勝負強さ。勝ち方を確立しつつある楽天がリーグ戦再開後も強さを見せてくれるはずです。
楽天 今江敏晃 監督
「1戦1戦一生懸命必死に戦っている姿を見せて、ファンの皆さんと一緒に頂の景色へ向かっていきたいと思います」
交流戦が現在の18チーム制となった2015年以降、交流戦優勝チームのシーズンAクラス入りの確率は100%です。現在リーグ4位の楽天ですが、これからの戦いにも期待です。
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