近畿大ボクシング部の名城信男監督(後列右から2人目)や現役部員たちを訪問した西田凌佑選手(同4人目)=東大阪市の近畿大ボクシング道場で2024年6月17日午前11時42分、来住哲司撮影
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 5月4日に国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級王者になった西田凌佑(りょうすけ)選手(27)=六島ジム=が17日、東大阪市にある母校の近畿大を訪れ、ボクシング部の恩師や現役部員らに王座獲得を報告した。

 同校のボクシング道場を六島ジムの枝川孝会長(60)、武市晃輔トレーナー(42)と訪問し、部の同期生だった妻の沙捺(さな)さん(27)も生後約2カ月半の長女を抱いて同行。西田選手は大学4年時に関西学生リーグ戦で21年ぶり38回目の優勝を果たしたことに触れて、「目標を持って努力することを近大で学んだ」とあいさつした。

 校友会からお祝い金を贈られ、ジムの先輩でもある世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級元王者の名城信男監督(42)から花束を渡された。「お祝いしてもらい、世界チャンピオンになってよかった」と改めて喜びをかみしめた。

 在学中、同リーグ戦で最優秀選手賞を受けたが、全日本女子選手権優勝の沙捺さんの方が有名だった。当時コーチだった名城監督は「プロで下半身がしっかりし、無駄な動きがなくなった。ここまで強くなるとは」と教え子の成長をたたえた。【来住哲司】

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