現役引退を表明していたサッカー元日本代表FWの岡崎慎司さん(38)が17日、東京都内で記者会見し、「ほとんど記憶に残っているのは悔しさだけ。ただ、自分がここまで来られるとは想像していなかった」と約20年間のプロ生活を振り返った。
引退を決めた一番の理由に膝のケガを挙げ、「昨年12月ごろにプレーできないくらいのケガをして、その時にサッカー人生で初めてやめたいと思った」と打ち明けた。
日本代表として歴代3位の50得点を達成できた理由については「自分がそれで満足していないこと。もっとゴールを取れたと思うし、もっと記憶に残るゴールを取れると思ってやってきた」とあくなき向上心を挙げた。
今後は指導者の道に進み、自身がドイツに創設したサッカークラブ、FCバサラ・マインツ(現6部)で監督就任が決まっていると明かした。「目標としていたワールドカップ(W杯)優勝を選手として達成できなかった。日本代表の監督になってW杯で優勝するのが自分の大きな目標」と語った。
岡崎さんは兵庫・滝川二高から2005年に当時J1の清水に入団し、11年からは欧州でプレーした。15年に加入したイングランド・プレミアリーグのレスターではリーグ優勝に貢献。日本代表としては通算119試合に出場した。W杯には10年南アフリカ大会から3大会連続でピッチに立った。【高野裕士】
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