2023年の第94回都市対抗野球大会で優勝を喜ぶ豊田市・トヨタ自動車の選手たち=東京ドームで2023年7月25日、長澤凜太郎撮影

 第95回都市対抗野球大会(7月19日から12日間、東京ドーム)に出場する32チームが13日、出そろった。西関東2次予選の代表決定リーグでENEOS(横浜市)が東芝に勝って第2代表となり、5年連続54回目の出場を決めた。東海2次予選の第6代表決定戦では東海理化(豊川市)がJR東海に勝ち、2年連続7回目の本大会出場を決めた。組み合わせ抽選は、16日に東京都内で行われる。

 前回大会で2012、13年のJX―ENEOS(現ENEOS)以来の秋夏連覇を達成した豊田市・トヨタ自動車は、12、13年のJX―ENEOS以来となる史上6チーム目(7回目)の大会連覇に挑む。

 連続出場の最長は東京都・JR東日本の15年。最も長いブランクを経て戻るチームは、10年ぶりの浦添市・沖縄電力。福岡市・KMGホールディングスは7年ぶりで、九州三菱自動車から名称を変えてからは初の本大会となる。姫路市・日本製鉄瀬戸内は5年ぶり、石巻市・日本製紙石巻は4年ぶり、19年優勝の千葉市・JFE東日本は3年ぶりに出場権を得た。最多出場は大阪市・日本生命の63回、最少は創部7年目の小山市・栃木市・エイジェックの2回。

 昨秋の日本選手権覇者の大阪ガスは近畿2次予選で敗退し、2年連続で出場を逃した。同準優勝のHonda熊本は連続出場が8で途切れた。今季から東京都に所属を移したHonda、東海のHonda鈴鹿も敗退し、01年以来23年ぶりにHonda勢が不在となる。初出場は2年連続でなく、クラブチームの出場も4年連続でなかった。【円谷美晶】

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