日本実業団陸上競技連合は16日、2023年度の優秀選手らを対象とした「実業団陸上 of The Year」を発表した。最優秀選手には23年8月の世界選手権(ブダペスト)男子110メートル障害で日本勢過去最高の5位に入賞した泉谷駿介(住友電工)を選んだ。泉谷は同年9月の全日本実業団対抗選手権男子走り幅跳びで2連覇するなど、多才ぶりも評価された。
最優秀チーム賞は全日本実業団対抗選手権で初の団体総合優勝を果たしたKAGOTANIが受賞。特別賞には世界選手権女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が選ばれた。【岩壁峻】
その他の受賞者は次の通り。
<ファイナリストアスリート賞>広中璃梨佳(日本郵政グループ)=世界選手権女子1万メートル7位入賞▽田中希実(ニューバランス)=世界選手権女子5000メートル8位入賞、同種目の日本記録を2回更新▽前田穂南(天満屋)=24年1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒をマークし、日本記録を19年ぶりに更新▽太田智樹(トヨタ自動車)=24年1月の全日本実業団対抗駅伝の最長2区で区間賞▽佐藤拳太郎(富士通)=世界選手権男子400メートルで44秒77をマークし、日本記録を32年ぶりに更新<ファイナリストチーム賞>トヨタ自動車=全日本実業団対抗駅伝で8年ぶり優勝▽積水化学=23年11月の全日本実業団対抗女子駅伝で2年ぶり優勝<U23(23歳以下)アスリート賞>山本有真(積水化学)=23年7月のアジア選手権女子5000メートル優勝▽四釜峻佑(ロジスティード)=24年2月の全日本実業団ハーフマラソン大会優勝<コーチオブザイヤー賞>熊本剛(トヨタ自動車監督)=全日本実業団対抗駅伝優勝<社会貢献賞>ヤマダホールディングス=トップアスリート派遣教室など、全国各地で幅広い年代層を対象とした陸上教室を開催。
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