女子野球の競技レベル向上や普及につなげようと、福岡ソフトバンクホークスが主催する「2024福岡ソフトバンクホークスクイーンズカップ supported by SMBC」が1、2日に福岡県内で開かれた。
第6回大会となる今年は、大会名やロゴを一新して、九州・沖縄の高校やクラブチームから計8チームが出場。神村学園高(鹿児島)―秀岳館高(熊本)の対戦となった2日の決勝は、みずほペイペイドーム福岡であり、序盤から着実に得点を重ねた第1回大会覇者の神村学園高が5―3で勝利した。試合は動画投稿サイトのユーチューブでも配信された。
国内における女子硬式野球の競技人口は増え続けている。全日本女子野球連盟によると、8年前と比較し約1400人増え、2023年で2937人。九州では、22年にクラブチームの九州ハニーズ(福岡)が発足し、日本代表選手も輩出。女子野球の機運は高まっているが、各県によって環境に差があるのが現状となっている。
神村学園高の國藤亜樹主将(3年)は「普段は同年代と試合をする機会がないのですごく貴重な時間だった。九州で大会や試合が増えることがうれしく、楽しかった」と感謝の表情を見せた。秀岳館高の北里果音主将(3年)は「プロが使う場所で試合ができると聞いてチーム一丸で目標にしていた。女子野球の魅力が多くの人に伝わればうれしい」と笑顔で振り返った。
クイーンズカップのチャレンジマッチとして、みずほペイペイドームで、神村学園高は22日に、九州ハニーズは23日に、23年の全日本女子硬式クラブ選手権を制した巨人の女子チームと対戦する。【林大樹】
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