国際体操連盟(FIG)は31日、障害物を乗り越える体操の新種目「パルクール」の世界選手権を11月15~17日に北九州市で開催すると発表した。世界選手権の国内開催は2022年の東京に続き2例目。
パルクールは走る、跳ぶ、登るなどしてさまざまな障害物を乗り越え、スピードや機敏性を競うフランス発祥のスポーツ。今夏のパリ・オリンピックの種目候補に入るなど世界的に人気が高まっている。
大会は小倉北区の勝山公園内特設会場で開催し、タイムを競う「スピード」と、自由に演技して得点を競う「フリースタイル」の2種目を実施する。22年の東京大会には40カ国99人が参加し、約1万3000人が来場した。
北九州市内では、10月に国際自転車競技連合(UCI)公認のサイクルロードレース「ツール・ド・九州」のエキシビションレースが、11月には卓球の世界ツアー「WTTファイナルズ」が予定されており、大規模国際スポーツイベントが秋に相次いで開催される。
市はパルクール世界選手権などの誘致に伴い、6月定例市議会に提案する2024年度一般会計補正予算案に関連経費として約1億5000万円を計上した。
武内和久市長は同日の記者会見で「(パルクール開催は)経済的、社会的にインパクトがある。国際スポーツを通じて稼げる街、日本一若者を応援する街になるという方向性にも合致している」と述べた。【井土映美、城島勇人】
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