第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の九州2次予選は31日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で、第2代表決定トーナメント4回戦があった。Honda熊本は西部ガスに2―9で敗れて予選敗退し、第87回大会(2016年)から8年続いた本大会出場が途切れた。
Honda熊本は、先発したエースの片山雄貴が一回に4点を失うと、継投した投手陣が八回に連打を浴びて5点を奪われ、突き放された。西部ガスは最後の代表枠が懸かる第2代表決定戦に進んだ。
Honda熊本は、21年の都市対抗大会と23年の日本選手権でいずれも準優勝するなど、近年は大会で好成績を上げていた。東京2次予選でも今季から東京都所属となったHondaが敗退し、本大会出場が7年連続で途切れた。【藤田健志】
Honda熊本・渡辺正健監督
油断はしていなかったが、当たり前のことが当たり前にできなければこういう結果になる。中堅選手も含めて予選敗退を経験していない選手ばかりなので、この経験を踏まえて、さらに強いチーム作りを目指すしかない。片山は目に見えない疲労もあったと思う。
敗者(復活の第2代表決定トーナメント)も最近は経験していなかった。(ここまで6年連続の第1代表で)勝つことが当たり前になっていたが、都市対抗予選で勝つ難しさを再認識させられた。来年の予選に向けて準備して、(今回の敗退を)チームの財産にしないといけない。
昨年から投手陣の(層の)薄さは課題だったが、(試合で)投げられる投手は増えた。打線がうまく波に乗りきれなかったのは、我々も含めて準備不足があったのかもしれない。
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