1回、空振りの三振に倒れるドジャース・大谷翔平。手前はパドレス・ダルビッシュ有=ドジャースタジアム(蔵賢斗撮影)

米大リーグ、ドジャースの「2番・指名打者」大谷翔平とパドレス先発のダルビッシュ有との今季2度目の対決が14日、ロサンゼルスで実現した。ダルビッシュは五回で降板したため、2度目の対決は3打数無安打、大谷は打ち崩せなかった。

対決1回目は一回無死一塁。初球にベッツが二盗を試みたが、チャレンジでアウトに。1死走者なしとなってファウルで粘ったが、93マイル(約149キロ)のカットボールに空振り三振。2回目は三回2死走者なしで、徹底した内角攻めで3ボールからフルカウントになった後、6球目のスプリットを打ち上げて三飛。3回目は五回1死走者なしで、簡単に追い込まれて2球ファウルで粘ったが、89マイル(約143キロ)のカットボールに空振り三振だった。

3月20日に韓国・ソウルで開催された開幕戦での初めての対決では、遊ゴロと右前安打の2打数1安打と引き分けだった。

パドレス先発のダルビッシュ有 =ドジャースタジアム(撮影・蔵賢斗)

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大谷との対決には〝勝利〟したダルビッシュだったが、1点をもらった四回に3番フリーマンからスミスの4号2ランを含む3連打で3失点。カリフォルニアには珍しく雨で試合開始が35分遅れ、マウンドは湿り、スパイクにつく土を気にして落とし、投球のバランスを気にするシーンもたびたび見られた。ただ、六回に味方が追いつき、勝ち負けに関係なく。5回を投げて92球、4安打3失点、2三振、2四球。

4番手左腕ペラルタと対戦となった大谷の八回先頭の第4打席は中前安打。遊撃手キム・ハソンは108・6マイル(約174・8キロ)の超高速打球にグラブを弾かれた。この試合は4打数1安打、2三振で打率は3割3分8厘。日本選手の本塁打記録更新はならなかった。

六回2死一塁で3番手に松井裕樹がリーグ最多タイの19試合で10試合目の登板、7番アウトマンを三飛に打ち取った。七回も回をまたいでマウンドに上がり、3者凡退で無失点。1回⅓を15球、1三振で2勝目を挙げた。試合は6-3でパドレスが勝利した。

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