サッカー明治安田J1リーグ・アルビレックス新潟は2連敗の中、4月13日、ホームで札幌と対戦しました。多くのサポーターの応援を背に戦った試合を振り返ります。
【齋藤正昂アナウンサー】
「キックオフ2時間前です。多くのサポーターからエールが送られる中、アルビの選手たちが乗ったバスが会場に到着しました」
13日、2連敗中と苦しい状況のチームを後押しする約2000人のサポーターの声援を受けて会場に入った選手たち。
【秋山裕紀 選手】
「正直、涙が出そうになったのが本音」
【小見洋太 選手】
「やってやるぞという気持ちになった」
サポーターも選手とともに90分間戦う覚悟です。
【サポーター】
「試合中、ちゃんと手を上げてジャンプして、きょうこそは勝てるように応援したい」
【サポーター】
「サポーターが全力で応援しないと選手も熱が入ってプレーできないと思うので、自分たちが全力で応援したい」
ここまで最下位に沈む札幌を迎え撃ったアルビ。序盤から主導権を握ります。
前半7分、長いパスをつないで左サイドに展開すると、ボールを受けた小見がカットインしてシュート。
さらにその3分後、ドリブルを一度はディフェンダーに阻まれた長谷川がこぼれたボールに右足を振り抜きます。
積極的な姿勢からチャンスをつくったものの、ともにクロスバーに嫌われます。
試合が動いたのは前半20分でした。ペナルティエリアの外にこぼれたボールに反応した札幌・浅野の強烈なミドルがクロスバーに当たり、ゴールに吸い込まれてしまいます。
これで5試合連続先制点を奪われているアルビ。
負けられないアルビは前半40分、長谷川が左サイドから仕掛け相手のタックルをかわしてクロスをあげると…ゴール前に松田。この決定機は相手のファインプレーに阻まれ、試合を折り返します。
後半はコンパクトな守備を敷く相手になかなか攻撃の糸口を見つけられないアルビ。
それでも積極的にゴールへ向かうと、小見を倒した相手選手がこの試合2枚目のイエローカードを受け退場に。逃げ切りを図る札幌はゴール前の守備を固めますが…
【秋山裕紀 選手】
「点を取るしかなかったので、そういう意味ではどこからでもシュートを打っていこうという意識があった」
待望の瞬間は後半35分にやってきました。ゴールまで約30mのところでボールを受けた秋山がミドルシュート。秋山のチームJ1通算600ゴールでアルビが追いつきます。
その後も熱い応援に応えるべく数的優位な状況を生かして逆転を狙うアルビ。しかし1点が遠く、連敗はストップしたものの1ー1の引き分けに終わっています。
5試合勝ちがない状況の中「次こそは勝利を」とサポーターからの応援歌が鳴り止みませんでした。
【秋山裕紀 選手】
「サポーターの皆さんと一緒に突き進んで、てっぺんに向かって、険しい道のりかもしれないが、改めて頑張りたいと思った」
勝ち点1を積み上げたアルビは14位をキープしています。
次の試合は4月17日、ルヴァンカップでJ2のいわきと対戦。リーグ戦は20日、アウェーで京都と対戦します。
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