昨年8月の世界選手権男子シングルスでプレーする奈良岡功大=コペンハーゲン(共同)
バドミントンのアジア選手権が14日に閉幕し、約1年に及ぶパリ五輪出場権争いが終了した。4月30日付の五輪予選ランキングでの最終確定を前に、日本勢は目標の全5種目でのメダル獲得に向け代表の骨格が固まった。 シングルスは男女で最大の各2枠を確保する見込みだ。男子は奈良岡功大が安定的にポイントを重ねた。昨年の世界選手権では準優勝するなど新エースに成長した。29歳の西本拳太は悲願の五輪初出場となる。桃田賢斗は故障が多く、争いに絡めなかった。 女子はエースの山口茜が昨秋の杭州アジア大会で負傷し、長期離脱に見舞われながらも優位は揺らがなかった。大堀彩は奥原希望と終盤まで争った末、2人目の座を確実にした。 ダブルスは男子の保木卓朗、小林優吾組、女子の志田千陽、松山奈未組、混合の渡辺勇大、東野有紗組が悠々と代表を確実とした。女子の2枠目は、ともに2021年東京五輪代表の永原和可那、松本麻佑組が福島由紀、広田彩花組との激戦を制した。福島、広田組は昨年12月の広田の左膝前十字靱帯断裂の大けがが響いた。
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