1

 来週から始まるパリオリンピック出場をかけたアジア最終予選。連日、内田篤人さんが若き日本代表の注目選手を紹介していきます。題して「マン・オブ・ザ・ウッチー」。最後に紹介する選手は“将来期待のレフティー”です。

■武器のセットプレー、山田選手がこじ開ける!

山田楓喜選手
「俺が蹴ったら入るって分かっていますし」
「日本がオリンピック出られなきゃダメでしょ」

 強気なビッグマウス発言も持ち味の山田選手。

2024 J1リーグ 開幕節 写真:松尾/アフロスポーツ この記事の写真

 注目してほしい武器は“左足”です。中学時代から所属した京都サンガF.C.でプロデビュー。その左足を武器に頭角を現すと、今シーズンは東京ヴェルディへ移籍。山田選手の左足は、一気に全国に知れ渡ります。

 出場6試合で、直接フリーキックから2ゴール。J1リーグで2本決めているのは、山田選手ただ一人です。

山田選手
「自分の左足に自信を持ってるんで、ゴール前だったらどこでも蹴れますね」 キリンカップサッカー2007 中村俊輔さん 写真:Jinten Sawada/アフロ

 左足から放たれる放物線から、サッカーファンの間では、日本が誇るレフティー“中村俊輔さんの再来”とも言われています。

山田選手
「世界でもトップのフリーキッカーで、そういう選手と比べられるのはすごくうれしいと思いますけど、その自信とか、ボールを置いてからのリズムとかは、俊輔さんもそうですし、自分もちゃんと持ってるんで。超えられるように頑張りたいです」

 セットプレーは大岩ジャパンにとって大きな武器。特に今回の最終予選など、固い展開が予想される試合では一気に局面を打開できるプレーになります。これまでも中村俊輔さんをはじめ、名キッカーがゴールを演出してきました。山田選手の左足でこじ開けてほしいです。

山田選手
「セットプレーの1点というのは、勝敗を分けてくると思うので、“俺の左足”でパリ五輪をつかみたいなと思います」

(「報道ステーション」2024年4月12日放送分より)

この記事の写真を見る
・U23日本代表・藤田譲瑠チマ 「奪える つなげる ジョエル」内田篤人も思わず感心・サッカーパリ世代の要、荒木遼太郎&松木玖生 光る“発想”“強度” 内田篤人が迫る・内田篤人が注目!U-23日本代表・佐藤恵允(22) 武器はゴールを生み出す“強引さ”・フクヒロペアの葛藤 選手生命左右する決断…大怪我と戦いながら再びコートにー・川島永嗣選手 磐田移籍の理由 内田篤人さんが迫る“逆境はね返すメンタル”

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。