ハンドボールで13年ぶりとなるプレーオフ進出を決めたトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA。今週末に控えたプレーオフを前に今シーズンの振り返りと、リーグトップの活躍を見せた注目選手を紹介します。

【荒川蔵人キャプテン】
「やっと念願のプレーオフに進出することができます。ただ僕はキャプテンをやって今年で5シーズン目です。一度も”プレーオフ進出”を目標としたことは無いです。僕たちの目標は”日本一”です。日本一を取りに行きますのでこれからも応援よろしくお願いします」

日本ハンドボールリーグに所属し、神埼市を拠点に活動するトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA。
今年、リーグ戦で13年ぶりとなるプレーオフ進出を決めました。

【岩本真典監督】
「プレーオフに進出しなければ日本1にはなれませんので昨年勝ち点1、一つのワンプレー等々で悔しい思いをした事を忘れないように戦って行きたい」

昨シーズン、勝ち点1の差でプレーオフ進出を逃したレットル。
今シーズンの飛躍の要因は。

【荒川蔵人キャプテン】
「新加入の選手といった+αの部分もあるんですけど、岩本監督になって3年目ということで戦術的な部分での新たな取り組みをしなくてよくなってきたというところ。しっかり基盤が出来てきたっていうところが一番のプレーオフ進出の要因かなと」

硬い守備で相手のボールを奪い、テンポよく攻撃に移る「堅守速攻」がチームのスタイル。
さらにこれまで鍛え上げてきた走力を活かし最後まで走り負けしない試合展開で勝ちを重ねたレットル。
開幕から4連勝、序盤はリーグ首位に立ち、リーグ戦3試合を残してプレーオフ出場権を勝ち取りました。

【梅本選手】
「そうですね。長かったですね。階段を一個一個上がるような。去年も勝ち点1差で行けなくてというのもあるし。そういうので、やっとそのステージに立てたなと」

また、選手の奮闘に呼応するように今シーズンは来場者も増加。
吉野ヶ里文化体育館では満席になり立ち見客が出るほど。
SAGAプラザでのホーム最終戦では過去最多の1380人の来場者が訪れました。

【来場者】
「応援団に誘われて入ってそれから応援し始めて毎試合見てるうちにだんだん惹きこまれていった」

【来場者】
「すごくみんな仲が良くて、それがチームワークに反映してるのかなと思います。掲げているように、全員で点を取るという、最後までそれを貫いてくれたらなと」

Q.誰応援しているの?
【来場者】
「三重選手、大好きだから」
Q.レットルの好きなところはどこ?
「強いところ」「頑張るところ」

日本1を決めるプレーオフは今週末。
対戦相手は今季1勝1敗のジークスター東京です。

【岩本監督】
「プレーオフ、日本1になるための舞台にまずは立つことが出来たのでまたここからしっかり自分たちらしいプレーをするために準備をしていきたいと思いますので、佐賀の地から、東京に来られる人もいると思いますけど、是非応援してもらいたいなと思います。」

プレーオフは24日に初戦を迎えます。
キャプテンの荒川選手は、「チーム24人全員に注目してほしい」と話しているんですが中でもトップクラスの活躍を見せているレットルの2人の選手を紹介します。
チームの点取り屋、中田航太選手と神埼市出身のゴールキーパー小峰大知選手です。

中田選手は得点数リーグ5位、シュート率リーグ2位を誇ります。
身長は170センチと比較的小柄ですが、スピードのあるプレーで得点を量産します。
小峰選手はゴールを守るシュート阻止率がリーグ1位。
相手のシュートを誘導し、阻止する理論派のゴールキーパーです。

まさに「堅守速攻」を体現するお二人ですね。
レットルの日本1への活躍を期待しています。

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