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<カブス1−0 パイレーツ>日本時間15日

今永は本拠地リグリー・フィールドで行われたパイレーツ戦に今季9度目の先発登板。
今季2度目の中4日でマウンドに上がった今永は7回88球を投げて無失点、4安打、7三振、1四球と好投しましたが、打線の援護がなく勝敗はつかず。防御率を0.96から0.84に下げて両リーグでトップを維持。
試合は0対0で迎えた9回裏にカブスがサヨナラ勝ちを収めて連敗を3で止めました。
カブスの試合後のゲームノートによると、今永投手の防御率は1913年以降(自責点が導入された以降)、先発投手のデビューから9試合までで最も低い防御率となった。

初回、今永は先頭打打者にいきなり四球を与えるが、後続の打者を2者連続の三振で抑えて無失点で切り抜けた。

2回と3回は3者凡退に抑え、4回に4番オリバレスにショートへの内安打を許し、この試合初ヒットを許すが、後続を抑えて無失点で切り抜けた。

6回に2番レイノルズに再びショートへの内野安打を許すが、ここでもまた後続をしっかり抑えて6回まで内野安打2つしか許さない好投を続けた。

7回、ピンチを迎えマウンドに集まる内野陣

疲れが見え始めた7回、簡単にツーアウトを奪うが、6番トリオロ、続く7番バートに連続でスプリットをレフト前に運ばれると、この試合初めて得点圏にランナーを背負い二死一二塁のピンチ。
この場面で9番テイラーからスプリットで3球三振を奪いマウンド上でガッツポーズと雄叫びをあげた。またマウンドからベンチへ下がる際は満員のカブスファンのスタンディングオベーションで迎えられた。

今永は無失点で7回を投げ切った時点で降板、カブスのリリーフ陣はその後も点を許さず、9回裏に一死二塁の場面で4番モレルがセンター前ヒットを放ち、2塁からベリンジャーが生還して1対0でサヨナラ勝ちを収めた。

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■デビュー9試合で防御率「.084」歴代最高も「あまりピンと来ない」

■デビュー9試合で防御率「.084」歴代最高も「あまりピンと来ない」

ベンチに迎えられる今永

試合後の取材で、防御率の記録について受け止めを問われると、「あまりピンと来ない」と答え、続けて「自分が自分自身への記録というのにあまり興味がないのですけど、そうやって偉大なメジャーで結果を残して来た方々がいたんだなという事は凄く勉強になりました」とあくまで記録ではなく、目の前の試合に一つ一つ挑んでいく姿勢をみせた。

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