男子ストリート予選を終え、引き揚げる堀米雄斗=上海(共同)

 五輪2連覇どころか、パリ行きの切符獲得に黄信号がともった。堀米は16日のパリ五輪予選シリーズ、スケートボード男子ストリート予選通過ラインの16位にわずか0・07点及ばなかった。最大3枠の出場権争いで、日本勢4番手から挽回を期した大会。予想外の結果にぼうぜんとし「ちょっといい滑りができなかった」と言葉を絞り出した。  45秒間に技を連発するランを2回滑り、1回目は全ての技に成功。手応えはあったものの「思うスコアは出なかった」と81・88点。ライバルの日本勢が85点前後の高得点をマークする中、高難度の技を用意した2回目は焦りもあってか「別のところでミスをした」。切り札を出す前に乱れ、44・03点に終わった。  世界最高峰プロツアーのストリートリーグやXゲームでは優勝して存在感を示す一方、五輪予選は第2戦で予選落ちし、7試合で3位が最高と精彩を欠く。白井、根附、小野寺の上位陣が今大会で好成績を出せば、さらに窮地に追い込まれる。五輪予選は残り1試合。「本当にきつい状況だが頑張りたい」と焦りがにじんだ。


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