体操の第41回タイムス杯争奪総合大会(主催・県体操協会、共催・沖縄タイムス社)最終日は12日、県総合運動公園体育館で行われ、成年男子個人総合は又吉遼(東海大九州2年)が69.85点で2連覇した。高校団体はviva翔南美里合同が13.35点で制した。(記録は後日掲載します)

[ハイライト] 西日本インカレへ弾み

 又吉遼(東海大九州2年)が頭一つ抜けた力強い演技で69.85点をマークして連覇。「2週間後、福岡で開かれる西日本インカレの強化につながった」と先を見据えた。

 あん馬やつり輪など6種目で競われた成年男子。屈伸2回宙返りやツイストを交ぜた平行棒を「しっかりまとめることができた。止める場面と動かす場所のめりはりをつけることができた」と自己分析する。

 得意の跳馬では、縦に2回転、横に2回転半する技ドリックスに挑んだが「自分から手をつくことができず高さが足りなかった」と悔やむ。それでも2位に3.85点差の快勝だった。

 小学3年の頃、父親の勧めで体操を始めた。「技ができることがすごくうれしかった。やめられなくなった」という。練習環境の良い県外の大学に進み実力をつけてきた。関係者から「筋力をつけたらまだまだ伸びる」と褒められる又吉は「西日本インカレではミスのない演技ができるよう技を体に染み込ませたい」と誓った。(又吉健次)

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