サッカー・天皇杯の県予選決勝が12日、行われました。県代表の座をかけた戦いは、両チームの意地がぶつかり合う熱戦となりました。
雨の中の決戦となった天皇杯県予選決勝。
2年連続4度目の優勝をねらうJ3のテゲバジャーロ宮崎と、ここまで九州サッカーリーグ首位を走るヴェロスクロノス都農の対戦となりました。
試合序盤、テゲバがペースをつかみます。
ゴール正面のこぼれ球に田中。相手キーパーのファインセーブに阻まれ、得点できません。
すると、ピンチを切り抜けたヴェロスが反撃に出ます。
ペナルティーエリアの外から中山がシュート。クロスバーにはじかれたボールをつないで梶山。
両チームとも、あと一歩のところでゴールを奪えません。
気迫あふれるプレーが続く中、試合が動いたのは前半33分。テゲバのセットプレーからでした。
阿野のフリーキックに吉澤が頭で合わせ、テゲバが先制します。
(吉澤柊選手)
「ゴール前に速いボールが来れば、自分は打点が高いので合せられると思って、いいところにボールが来たので先に触って入った。」
さらに前半40分、テゲバのコーナーキック。
キッカーは阿野。これが直接ゴールネットを揺らします。
(阿野真拓選手)
「相手キーパーが出ているのが見えたので、思いきってねらってみようと思って、うまくいってよかった。」
テゲバが2対0とリードし、前半を折り返します。
サイドが変わった後半、得点がほしいヴェロスは果敢にゴールをねらいます。
ヴェロスの攻撃に対し、最後まで集中力を切らさなかったテゲバジャーロ宮崎がこのまま2対0で勝利。
2年連続4回目の優勝を飾り、天皇杯本戦出場を決めました。
(テゲバジャーロ宮崎 阿野真拓選手)
「ここからが始まりだと思うので、これからもチーム全体で戦っていきたい。」
(テゲバジャーロ宮崎 大熊裕司監督)
「先に点を取って0点に抑えて非常にいい展開だった。天皇杯は、勝ち進めば違うカテゴリーのチームと試合ができるので、良い経験を積ませてあげるためにも勝っていきたい。」
天皇杯は、5月25日に開幕します。テゲバジャーロ宮崎は、25日の1回戦で佐賀県代表の川副クラブといちご宮崎新富サッカー場で対戦します。
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