「硬式野球部の不祥事の疑いに関する調査報告の要請に応じなかった」として、日本学生野球協会から謹慎処分を受けた盛岡誠桜高校の校長が、5月10日に会見を開き、不服申し立てをすることを明らかにしました。

盛岡誠桜 附田政登校長
「なんでもかんでも処分すればいいというものではない。子どもたちの対応を含め、守っていくのは当然だろうと」

盛岡誠桜の野球部を巡っては、引退した3年生の飲酒や指導者による暴言が疑われる事案があったとして、日本高野連が高校側に調査し結果を報告するよう繰り返し要請していました。

しかし高校側がこれに応じなかったため、学生野球の統括組織・日本学生野球協会が附田政登校長を謹慎処分とした上で、10日までに調査報告書の提出を求めていました。

附田校長は10日の会見で「部員の不祥事は引退後だったため学校の指導の範囲だ」、「指導者の暴力的発言は認められなかった」などと主張しました。

その上で処分の撤回などを求め日本高野連への不服申し立て申請書を10日、日本学生野球協会に送付することを明らかにしました。

盛岡誠桜 附田政登校長
「基本的に何か悪いことをしたわけではないし、理不尽なところは私たちとしては戦わざるを得ない」

日本学生野球協会は10日、めんこいテレビの取材に応じ「書面が届き次第規則に則って粛々と対応していく」とコメントしています。

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