和歌山県警本部=和歌山市で2019年3月8日、黒川晋史撮影

 当時高校生だった少女が18歳未満と知りながら、現金を渡して性的な行為をしたなどとして、和歌山県警は8日、東京都渋谷区のプロダクション会社経営、伊藤耕一郎被告(52)=児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで起訴=を同法違反などの疑いで追送検した。伊藤被告は、映画「君の名は。」の製作にプロデューサーとして関わっていた。

 県警は2024年2~3月、別の少女2人を買春したなどとして、同法違反などの疑いで伊藤被告を3回逮捕。押収したスマートフォンやパソコンからこの少女の被害を裏付けた。被告は容疑を認めており、SNS(ネット交流サービス)を通じて少なくとも20人の少女と知り合い、買春したという趣旨の供述をしているという。

 追送検容疑は23年12月、横浜市の当時17歳の女子高校生が18歳未満と知りながら自宅に招き入れて現金を渡して性的行為をし、その様子を撮影、保存したとしている。【藤木俊治】

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