トランプ前米大統領(AP=共同)

【ワシントン=大内清】米共和党のトランプ前大統領は12日、南部フロリダ州の邸宅マールアラーゴで記者会見し、不倫関係にあったポルノ女優への口止め料支払いを巡る自身の刑事裁判で「絶対に証言する」と語った。裁判は15日に東部ニューヨーク州地裁で初公判が開かれる。陪審員選定に数週間かかるとみられており、トランプ氏への被告人質問の時期などは不明。

トランプ氏は「真実を語る。真実とは(検察側の主張に)論拠がないということだ」と主張した。

トランプ氏は、当選した2016年大統領選中に不倫が発覚するのを避けるため、口止め料支払いに絡む業務記録を改竄したなどとして34の罪状で昨年3月に起訴された。その後、20年大統領選での敗北を覆そうとしたことや退任後の機密文書持ち出しなど別の3事件でも起訴されたが、いずれも無罪を主張している。

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