ゴールデンウィーク後半、北は北海道から、南は九州・沖縄まで、広い範囲で青空が広がった。

気温も各地で上昇し、行楽日和となった。

ゴールデンウィーク後半2日目の4日、東京都内のプールでは子どもたちの笑顔が見られた。

東京・あきる野市の「東京サマーランド」では、ゴールデンウィーク限定で屋外プールの一部を開放している。

4日は、雲一つない青空が広がり多くの家族連れが訪れ、子どもたちからは「水が冷たいけど楽しかった」などの声が聞かれ、一足早い夏を楽しんでいた。

あきる野市に近い東京・八王子市では、28.9度を観測し7月上旬並の暑さに。

東京都心も27.8度となり、2024年10回目の夏日となった。

4日は福島・伊達市と兵庫・豊岡市で32.1度を観測するなど、全国22の観測地点で真夏日に。
487地点で夏日となった。

この暑さの中、多くの観光客でにぎわっていたのは、大分県の人気温泉地「湯布院」。

道沿いに多くの店が並ぶ観光名所「湯坪街道」にも多くの人出が。

山口から来た人「わんちゃんが年なので、旅行に連れて行きたくて。過ごしやすいです、緑が多くて」

福岡から来た人「おいしいものがいっぱいあって楽しいです」

湯布院名物の「コロッケ」の店には、長い列ができていた。

一方、青森・鰺ヶ沢町では、菜の花が見頃を迎え、家族連れなど多くの人が訪れた。

雪が残る岩木山の前に広がる黄色のじゅうたんの絶景を、訪れた人たちが写真を撮っていた。

そうした中、ゴールデンウィークならではのイベントも各地で開かれている。

普段は歩けない都心の高速道路を“ホコ天”にするイベントが始まり、4日は約3000人が参加した。

参加した人たち「めっちゃ銀座見渡せるって感じ。ビル多いなと」、「高速道路だと一瞬だけど、歩いてみるとめっちゃゆっくりっていう感じ」、「新幹線が間近で走っているのが見られたし、すごく新鮮でした。高速の入り口から(歩いて)入ってくるのも初めてだったし、面白かったです」

首都高とつながっている約2kmの東京高速道路は、2030年以降に廃止され遊歩道に変わる予定。

2024年2回目の真夏日となった京都市では、5月15日に開かれる「葵祭」を前にヒロインの女性が身を清める「御禊の儀」が行われた。

女性は、集まった多くの人に見守られながら、境内を流れる川に手を浸し身を清めた。

66代斎王代・松浦璋子さん(22)「十二単(ひとえ)を着るのも人生で初めての経験ですし、神事に参加させていただくことも初めて。不安の方が大きかったんですけど、無事に終えられてほっとしております」

「葵祭」では、平安貴族の衣装などをまとった人たちが京都の街を練り歩く。

福岡市の初夏の風物詩「博多どんたく港まつり」は4日が最終日。

3日に続いてどんたく隊のパレードが行われ、踊りやパフォーマンスを披露しながら街を練り歩いた。

見物客「すごい楽しいです。華やかでいいと思います」、「見に来てよかったなと思いました。(Q.楽しんでますか?)はい!」

4日も天候に恵まれ、多くの見物客が訪れた博多どんたく。
2日間で200万人以上が訪れたとみられ、「総おどり」でフィナーレを迎える。

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