北海道根室市の林道で4月28日、山菜取りの男性2人が乗った軽トラックの前に、突然ヒグマが現れ、襲い掛かってきました。


クマは地を這うようにして、横にフェイントをかけるような動きを見せながら、一瞬のうちに距離を詰めてきます。

クマの生態に詳しい専門家によると、この動きは「威嚇突進」と言って、自分が怒っていることを相手に示し、動き封じるための行動だということです。


助手席側を狙ったあと、今度は運転席側をめがけて襲い掛かります。

衝撃で車のワイパーはねじ曲がり、フロントガラスにはひびが入りました。

男性らは軽トラを飛ばして、その場から逃げますが、クマが猛スピードで追ってきます。

映像からは、改めてクマのパワーとスピードに驚かされます。

クマに襲われた車体はごらんの通り、ボコボコの状態に。


フロントには、最初のアタックでできたと思われる大きなへこみが…。

また車体一面には、ひっかいたような泥の跡も。

ドアミラーや、ワイパーははねじ曲がり、フロントガラスは3か所にひびが入っています。

もしガラスが割れていたらと思うと、ゾッとします。

今回のケースは、母グマが子グマを守ろうとした行動だとみられています。

クマに遭遇した場合は、むやみに近づかず、背中を向けず、ゆっくり距離を取ることが大事です。

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