宮崎県小林市の元職員が加重収賄などの罪に問われている裁判の初公判で、元職員は起訴内容を認めました。

起訴されているのは小林市上下水道課の元主幹・長瀬賢太郎被告と、菊水設備代表取締役の菊池健一郎被告です。

起訴状などによりますと、長瀬被告は今年6月、架空の配水管修繕工事の発注で合意した菊池被告から21万円あまりの賄賂を受け取った加重収賄や詐欺などの罪に、菊池被告は贈賄と詐欺の罪に問われています。

初公判で2人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は、経済的に困窮していた長瀬被告が、菊池被告に架空の工事を持ちかけ、受け取った賄賂は借金の返済にあてていたことなどを明らかにしました。

同様の架空の工事発注は、今回の事件以外に少なくとも13件あり、長瀬被告はおよそ200万円の賄賂を受け取り、菊池被告は小林市からおよそ280万円をだましとっていたということです。

次回は来年2月20日に被告人質問が行われる予定です。

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